行ってきました。国立国際美術館へ、ピカソを観に。

純粋に自分が鑑賞したい展示のために美術館ヘ足を運ぶのは、久しぶりでした。長男出産後は記憶にないので、5年以上ぶりかと思われます。
そして夫とふたりだけで出かけたのも随分久しぶり。よく晴れ、とても暖かい日。春の陽射しの中で身軽に美術館へ行くのだ!
最高に気分が乗った我々は、いつもよりも饒舌で足取り軽く。どれだけ足取りが軽かったかというと、梅田から肥後橋まで、徒歩で往復するくらいですね。(片道約20分。帰りは結構疲れたよ。)

展示入り口に立つと、大体の作品は写真OKとのことだったので、有り難く撮らせて頂きました。
全てではありませんが、印象に残った作品をここに残させてもらいます。
ピカソを高く評価し、その少年期から晩年までの作品を数多く収集していたというベルクグリューン。そのベルクグリューン美術館からの多くの作品で構成された展示です。

この上下どちらの作品も青い顔と背景の人物画ですが、近くでみると頬やくちびるが綺麗なピンク色でうっとりしました。青の時代からバラ色の時代への変遷期。いくらでも観ていられそうでした。

お次は、できるものなら家に飾りたいものだ、と思った果物鉢の絵。

この額縁も良いですよねぇ!
写真ではその美しさが全く撮れていなくて残念。
葡萄をコルクで立体的に表現しているこの作品も好きでした。

そして、どきっとする眼差しの少年?アルルカン。

ピカソってこんな作品もあるのか、と発見がたくさんありました。とにかく色遣いが綺麗だった。ピカソを見て「綺麗」って思うことがあるとは。(失礼)

戦時中から晩年にかけて、いわゆるピカソらしい作品が増えていく過程をわかりやすく鑑賞できました。

10代、20代の頃には、異質に感じて全然分からなかったこの世界観。今もわからないんだけど、面白いと思えるようになっていたのも、自分に対する1つの発見。

戦時中の監視下の中、独房のようなアトリエで描き続けていたんですって。
ふと、いつか教科書でみた「ゲルニカ」のことが頭をよぎる。

そして、「ピカソとその時代」展には、ピカソの他にもジョルジュ・ブラックやパウル・クレー、アンリ・マティス、ジャコメッティの作品もありました。
恥ずかしながらパウル・クレーはよく知らなかったのですが、あ、見たことある!という作品もチラホラあり、こちらも楽しめました。

御本人は自他ともに認める口数の少なさだったそうで、わかるーその雰囲気あるわーという世界観。(雑な感想)
でも実は、展示全体の中でも、この「封印された女」がかなり好きだった。なんでしょう、強く印象に残ってる。

そしてやはり忘れてはならぬのが、我らが(?)アンリ・マティス。夫婦で好きなんです。
ピカソの圧倒的なエネルギー(アクの強さ)と相対すると何処か優しい。毎日でも眺めていたい作品が多いと思ってます。

それで夫はこの「家に住まう沈黙」を気に入って、ミュージアムショップでアートポスターを購入していました。うーん、今の我が家に沈黙はないから、願望かしら?

ミュージアムショップ、楽しいですよね。アンリ・マティスを求める夫を横目に、私は随分悩んでこちらを。

展示作品の中でも好みだった、ピカソの「一房の葡萄のある静物」。こちらは額装されていたものを購入したので、すぐに飾れました。

殺風景だった玄関に彩りが。目に入るたび、楽しかった一日を思い出します。
そして、この日のように、たまには子どもたちのことや業務連絡以外のことを、ゆっくり話す時間を夫と持たなくては、と思ったり。日々のあれこれに忙殺されて、余裕なかったなぁ。
ひとりでも楽しめるけど、二人だとより楽しい。そういう趣味を持っておくのは良いかもです。
子どもたちが巣立ったあと、結局またふたりにもどるのだろうからね。(If we are lucky enough;)
最後に。
「芸術は日々の生活のほこりを、魂から洗い流してくれる。」by パブロ·ピカソ
コメントを残す